もの忘れ外来
物忘れは加齢のせい?それとも病気?
年齢を重ねると、誰でも「あれ、何をしようとしたんだっけ?」と感じることがあります。
しかし、物忘れが頻繁になったり、日常生活に支障をきたすようであれば、脳の異常が原因かもしれません。
特に以下のような症状がある場合、認知症や脳血管障害などの可能性があるため、早めの診察をおすすめします。
・同じことを何度も聞く・言う
・財布や鍵などの大切なものを頻繁に失くす
・今までできていたことができなくなる(料理の手順を忘れるなど)
・時間や場所が分からなくなる
・言葉が出てこなくなる
・イライラしやすくなる、性格が変わったと指摘される
これらは、認知症の初期症状や脳の病気のサインである可能性があります。
脳神経外科での診断が重要な理由
物忘れの原因には、アルツハイマー型認知症や脳血管性認知症、軽度認知障害(MCI)などがあります。さらに、脳腫瘍や慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症など、適切な治療で改善が可能な病気が隠れていることもあります。
堺市のばば脳神経外科では、最新のMRI・CTを用いた精密検査を行い、単なる加齢による物忘れか、それとも治療が必要な脳の異常かを正確に診断します。
堺市ばば脳神経外科の物忘れ外来の強み
1.最新の画像診断(MRI・CT)による的確な診断
脳の異常は、血液検査や簡単な問診だけでは判断できません。当院では、高精度MRIやCTを活用し、脳の萎縮や血流の低下、脳血管障害を早期に発見します。
2.認知機能テストで記憶力を総合評価
物忘れの程度を詳細に評価するため、認知機能テスト(MMSE、長谷川式認知症スケール)などを実施し、病気の進行度やリスクを的確に把握します。
3.脳卒中・脳血管障害の予防と治療
脳の血流が悪くなると、脳血管性認知症を発症するリスクが高まります。当院では、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病を管理し、脳の健康を守る治療を行います。
4.薬物療法と生活指導によるトータルケア
認知症の進行を遅らせるために、最新の薬物療法を提供するとともに、食事・運動・睡眠の改善による認知症予防プログラムを実施。患者様とご家族を総合的にサポートします。
5.家族の相談にも対応
認知症の診断は、患者様だけでなくご家族にとっても大きな問題です。当院では、ご家族向けのカウンセリングや介護アドバイスも提供し、より良いサポート体制を構築します。
このような方は堺市ばば脳神経外科までご相談ください
・最近、物忘れが増えたと感じる
・家族が「様子がおかしい」と指摘する
・認知症かどうかを詳しく調べたい
・早めに予防を始めたい
認知症の種類の詳細はコチラ(堺市ばば脳神経外科監修の認知症専門サイトです)
◆認知症の検査と原因
大阪府堺市にあるばば脳神経外科では、認知症を心配される方に対しては問診(できればご家族の方からの聴取も)や心理検査(長谷川式、MMSE、CDT、ADAS Jcog)、そして必要と判断した場合は頭部MRI検査を用いて総合的に判断します。
典型的なアルツハイマー型認知症であれば、これらの検査でほぼ診断は確定します。
そもそも認知症とは、「いろいろな原因によって認知機能が障害され日常生活に支障が出ている状態」を指す言葉です。そのため認知症は一つの病名ではなく、「状態」を指す言葉ですので、認知症の背景には様々な疾患があり、複数の原因によることも少なくありません。
認知症の原因となる疾患で代表的なものを挙げると下記のようになります。
神経変性
- アルツハイマー型認知症
- レビー小体型認知症
- 前頭側頭型認知症
- 大脳皮質基底核変性症
- し銀顆粒性認知症
- 進行性核上性麻痺
脳血管性
- 脳梗塞
- 脳出血
- くも膜下出血
- Binswanger病
- 遺伝性脳小血管病(CADASIL等)
- アミロイドアンギオパチー
炎症性
- 細菌性脳炎
- ウイルス性脳炎(日本脳炎、ヘルペス脳炎、エイズなど)
- クロイツフェルト・ヤコブ病
腫瘍性
外傷性
- 脳挫傷
- 慢性硬膜下血腫
正常圧水頭症
内科的疾患
- 甲状腺機能低下症
- 肝性脳症
- 腎不全
- 呼吸不全
- ビタミン欠乏症
- アルコール中毒
中には採血をしないとわからないものや、髄液検査(脳や脊髄の周りを満たしている髄液という液体を背中の真ん中に針を刺して採取します)をして初めて確定するようなものもあります。
◆認知症に対する正確な診断の重要性
認知症には種々の原因があり、それぞれ治療方針が違います。
数は少ないですが完全に治る認知症もあり、正確な診断が如何に大切かおわかり頂けるかと思います。
また、早期に発見できれば以後の進行を緩やかにすることで日常生活が維持できる期間を大幅に伸ばすことも可能となってきています。
当院(堺市のばば脳神経外科)は認知症診断に必要なほとんどの検査ができるクリニックです。
認知症の検査の詳細はコチラ(堺市ばば脳神経外科監修の認知症専門サイトです)
SPECTやPETという更に高度な検査が診断に必要となる場合も稀にありますが、その場合は提携医療機関にて検査を受けていただくことが可能です。
単なる物忘れなのか認知症なのか判断に迷われる場合や、家族や友人などに認知症の心配をされたことがある場合は(他人からの指摘は高確率で認知症であることが多いというデータもあります。)ぜひお気軽に当院までご相談いただければと思います。
本人が嫌がって受診を拒んでいるという場合は、ご家族の方のみでも相談を受けつけていますので、その場合もまずはご相談いただければと思います。