施設案内
救急科
放射線科
検査機器紹介
一般撮影検査
【検査機器】診断用X線装置 RADspeed Pro
デジタルラジオグラフィー AeroDR SYSTEM CS-7Lite
一般撮影検査とは、レントゲン検査とも呼ばれ、放射線(X線)を用いて体内の様子を撮影する検査です。撮影する体の部位は胸部や腹部、骨など目的に合わせて様々な部位の撮影が可能で肺がんや肺炎、異物確認、骨折、骨腫瘍などの様々な病気の診断が可能です。
当院では最新のDRシステム(FPD:フラットパネルディテクタ)を導入し、従来より高画質な画像が得られます。また、デジタル画像処理を行うことにより放射線量を少なくすることが可能となり、約40%~50%の被ばく低減につながります。
骨密度検査(DEXA)
【検査機器】東洋メディック株式会社 Horizon
骨密度検査とは、放射線を用いて骨を構成しているカルシウムなどの量(骨量)を測定する検査です。
当院に導入しました東洋メディック社のHorizonは、骨密度測定の標準とされるDEXA方式(Dual Energy X-ray Absorptiometry)を採用し、2種類の異なるエネルギーのX線を使って、骨とその他の組織に分類し骨塩量を測定します。測定した骨塩量を単位面積当たりに換算したものが骨密度です。検査時間は腰椎と股関節を計測するため約5分程度の時間を必要とします。
透視検査
【検査機器】島津製作所 FLEXAVISION
透視検査とは、放射線を連続して照射することによりリアルタイム画像を撮影し、テレビモニターに動画のように映して観察をする検査です。
当院では主に胃透視検査を行っています。バリウムと呼ばれる造影剤と発泡剤を飲み胃を膨らませた状態で観察し、癌や潰瘍、ポリープなどを診断します。
CT検査
【検査機器】FUJIFILM社 Supria Optica
CTとはComputed Tomography(コンピュータ断層撮影)の略称です。放射線が体の周りを回転しながら照射され、得られたデータをコンピュータで処理することにより、撮影範囲の輪切り像を取得する検査です。さらにデジタル処理を加えることにより任意の断面の画像や立体像なども作成することが可能です。
当院はFUJIFILM社製のSupria Optica(64列マルチスライスCT)を導入し、最新の画像処理技術により、低線量で高画質な画像を撮影することが可能です。また、放射線診断専門医と診療放射線技師が検査計画の最適化を行うことによりさらなる被ばく低減を行っています。
MRI検査
【検査機器】FUJIFILM社 ECHELON SmartPlus(超電導1.5T)
MRIとはMagnetic Resonance Imaging(磁気共鳴画像)の略称です。非常に強い磁石の筒に入り、磁気の力とラジオ波(電磁波の一部)を用いて任意の断面像を撮像する検査です。放射線を使用しない為、被ばくはありません。
当院はFUJIFILM社製のECHELON SmartPlus(超電導1.5T)を導入しました。
最新の画像処理技術により画質が向上し、MRI検査の課題であった撮像時間が短縮され、静音モードにより騒音も抑えられています。さらに狭い空間が苦手な方に、少しでも楽に検査を受けて頂けるよう頭部検査時には、プロジェクションマッピング技術(MRI用ボア内映像システム)を使用し、閉塞感を軽減します。
診察室
臨床検査室
実施可能な検査
尿検査
【検査機器】三和化学研究所 ビジュアルリーダーⅡ
尿検査は、尿の成分から健康状態や病気の兆候などを調べる検査です。
尿検査では、主に尿の中にどんな成分が出ているかを調べます。
尿蛋白 | 尿中に蛋白が出ているかどうかを調べる検査です。 腎炎などの腎臓の疾患、膀胱・尿道・尿管・前立腺の炎症などの尿路の疾患の他、発熱・激しい運動・妊娠時にも陽性に出ることがあります。 |
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尿糖 | 尿中のブドウ糖を検査します。 陽性の場合、糖尿病を考える必要があります。 |
尿潜血 | 腎臓や尿道からの出血を意味しています。大量にビタミンCを服用した場合は疑陽性(±)になることもあります。 異常の際に考えられる病気は、膀胱や腎臓などの炎症、腎臓や尿管などの結石、泌尿器系の悪性の病気の他、激しい運動・生理中はもちろんのこと、生理前後2~3日も陽性になる可能性があります。 |
生化学検査
【検査機器】FUJIFILM DRI-CHEM NX700
生化学検査は、血液中の酵素、ホルモン、脂質、糖質などを測定する重要な検査です。
臓器の機能や代謝状態を評価し、疾患の診断に役立ちます。
肝機能 | AST(GOT) | 心筋、骨格筋、肝臓の中に多く存在しています。 そのため、心臓、筋肉や肝臓に負担がかかり細胞が壊された場合に血液の中に放出され高値となります。 急性肝炎、慢性肝炎、アルコール性肝炎、脂肪肝、肝硬変、肝がん、などの疾患で上昇します。 |
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ALT(GPT) | 肝臓に特異的に存在する酵素で、肝細胞の障害の程度を評価します。 急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝がん、アルコール性肝障害、非アルコール性脂肪性肝炎などで上昇します。 |
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γ-GTP | 肝臓、腎臓、膵臓などの細胞に含まれる酵素で、肝臓や胆道系の疾患のスクリーニングに用いられます。 アルコールに敏感に反応し、肝障害を起こしていなくても、普段からよくお酒を飲む人では数値が上昇します。 アルコール性肝障害、閉塞性黄疸、胆石症、肝炎、急性膵炎 等で高値となります。 |
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ALP | 肝臓、胆道、骨、腸、などに多く含まれる酵素です。 閉塞性黄疸、胆管炎、甲状腺機能亢進症、骨腫瘍、脂肪肝、薬物性肝障害 等で高値となります。 |
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蛋白 | 総蛋白 | 肝機能や栄養状態を示します。 高値:慢性肝炎、脱水症、多発性骨髄腫・心筋梗塞などの心臓疾患等 低値:低栄養、ネフローゼ症候群、重症肝障害 等 |
アルブミン | 栄養状態の指標となります。 アルブミンの低下は栄養不足や肝臓障害、腎臓障害などで起こります |
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糖 | 血糖 | 血液中のグルコース(ブドウ糖)の量を測定する検査です。 糖尿病、副腎皮質や甲状腺など内分泌異常、妊娠、ストレス等で高値となります。 |
HbA1c | 赤血球中に含まれるヘモグロビンにブドウ糖がくっついたものをHbA1cと呼びます。過去1~2か月の平均的な血糖の状態を調べることができます。 6.5%以上ある場合は糖尿病の診断基準に該当します。 |
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脂質 | 中性脂肪 | 中性脂肪はエネルギー源として重要です。 食べ過ぎ・アルコール摂取過多・肥満により値が上昇します。 |
HDLコレステロール | 善玉コレステロールとも呼ばれます。 運動不足や喫煙が低値の原因となります。 HDLコレステロールの数値が高いほど動脈硬化が進みにくく、低いほど発症のリスクが高くなります。 |
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LDLコレステロール | 悪玉コレステロールとも呼ばれます。 血管の壁に入り込んで動脈硬化を引き起こす原因となります。 LDLコレステロール値が高いほど動脈硬化が進みやすく、低いほど発症するリスクが低くなります。 |
血液検査
【検査機器】HORIBA 自動血球計算装置 LC-5000
血液中の赤血球、白血球、血小板の数と形態を調べる検査です。
主な目的は貧血の有無や白血球数、血小板の異常を確認することです。
赤血球 | 赤血球の量を測定します。 赤血球は酸素の運搬に重要な役割を果たします。 赤血球数高値:多血症・脱水・ショックなどの状態 赤血球数低値:貧血・腎不全・疲れやすさ・息切れ・頭痛などの貧血症状 |
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ヘモグロビン | ヘモグロビンは赤血球中にある鉄を含む血色素で、体中に酸素を運ぶ役割をしています。 酸素運搬能力を評価します。 |
ヘマトクリット | 血液中の赤血球の割合を示します。 |
白血球 | 白血球の数を測定します。 白血球は細菌やウィルスなどから感染を防ぐ役割をします。 白血球数高値:感染症・炎症・白血病・悪性リンパ腫・ストレス等 白血球数低値:感染に対する免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなります |
血小板 | 出血を止める働きをする血小板の数を調べます。 血小板数高値:炎症・多血症・白血病など 血小板数低値:紫斑病・再生不良性貧血・白血病・肝硬変など |
計測
【検査機器】 TANITA
視力検査
【検査機器】TOMEY コンパクト視力計CA-1000
目に入ってきた光は、角膜を通してレンズの役割を果たす水晶体で屈折。さらに硝子体を通過して網膜に像を結び、その情報が正確に脳に伝えられています。
視力検査は、遠くを見る能力や矯正の必要度などを評価し、視力障害や眼疾患の早期発見に役立ちます。
眼底検査
【検査機器】TOMEY CR-1
眼底検査は、目の奥にある血管、網膜、視神経を観察する検査です。
眼底の「網膜血管」は、人の体で唯一、直接観察できる血管で、この血管の状態を観察することで、高血圧や動脈硬化の程度、または、糖尿病性の変化など全身の病気が推定できる為、生活習慣病の発見に有効とされています。
糖尿病網膜症、緑内障、加齢黄斑変性症など、頻度が高く、かつ失明の危険性がある病気を早期に発見できます。
眼圧検査
【検査機器】TOMEY FT-1000
眼球内の圧力(眼圧)、わかりやすくいうと「眼の硬さ」のことをいいます。
緑内障や高眼圧症の早期発見に有用です。
聴力検査
【検査機器】ミナト医科学 AM-1
1000Hz(低音域)、4000Hz(高音域)の音を聞き、検査音が聴取可能かを調べます。
高音が聞こえにくい原因としては、突発性難聴やムンプス難聴、聴神経腫瘍、蝸牛耳硬化症、音響外傷、外リンパ瘻、加齢性難聴などさまざまです。
低音が聞こえにくい原因としては、メニエール病や急性低音障害型感音難聴、などが考えられます。また加齢性難聴も進行すると、低音域も聞こえづらくなります。
心電図検査
【検査機器】三栄メディシス 多機能心電計PC-ECG
心臓は拍動すると同時に電気が流れているのですが、その電気興奮を波形として記録したものが心電図になります。
心臓のリズムや波形から不整脈、心肥大、狭心症、心筋梗塞などを診断します。
心電図検査は、循環器系の病気を早期に発見するために重要な検査です。
血圧脈波検査(ABI)
【検査機器】フクダ電子 VaSera VS-1500
手と足の血圧の比較や脈波の伝わり方を調べることで、動脈硬化の程度(動脈の硬さと詰まり具合)を数値として表したものです。
この検査を行うことにより、いわゆる血管年齢を算出することができます。
動脈のかたさを表すのが「CAVI」
足の動脈の詰まりを表すのが「ABI」です
この検査は、動脈硬化の程度や血行障害の早期発見に役立ちます。
超音波検査
【検査機器】FUJIFILM ARIETTA650
超音波検査(またはエコー検査)は、無侵襲的な画像検査で、生体内の断層画像を観察します。
超音波は高い周波数の音波で、人が聴くことはできません。この高い音を臓器に当てて、跳ね返ってきた音(反射音)を電気信号に変換して画像に表します。
超音波検査は、リアルタイムで行えるため、その場で診断することができます。また、放射線を使わないため安全性も高く、痛みもありません。
腹部超音波 | 肝臓、胆のう、膵臓、腎臓、脾臓、前立腺、子宮、卵巣などの腹部臓器 のう胞・石灰化・結石・腫瘍などに有用です。 |
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頸動脈超音波 | 動脈壁の厚さや血流、プラークを計測し、動脈硬化の程度の評価 動脈硬化になると、血管の内腔が狭くなり、内腔の一部が血管の内側に盛り上がったプラークをつくります。 プラークを認める場合は、統計的データでは脳梗塞や狭心症、急性心筋梗塞を合併する割合が高くなっています。 |
心臓超音波 | 心臓の大きさ、形、壁の厚さ、動き方、血流の異常を評価 心肥大・心拡大・拡張型心筋症・各種の弁膜症・心筋梗塞・先天性の心臓病・心不全に有用です。 |
乳腺超音波 | 乳腺の腫瘍の有無や炎症 のう胞・腫瘤・乳腺症・乳腺炎・乳腺繊維腫・乳がん等に有用です。 |
甲状腺超音波 | 甲状腺の形や腫瘍の有無 バセドウ病・甲状腺炎・甲状腺腫・甲状腺がん等に有用です。 |
肺機能検査
【検査機器】フクダ電子 SP-370COPD肺Per
肺機能検査は、肺がどれくらいの空気を取り込み、どれくらい吐き出す力があるのか、肺の能力を評価します。
肺活量 | 肺の全体がどのくらい息を吸うことができるかを調べます。 |
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1秒率 | 最大に息を吸い込んでから一気に吐き出すとき、最初の1秒間に何%の息を吐きだせるかを調べます。 |
慢性閉塞性肺疾患(COPD)、気管支喘息、間質性肺疾患、気管支拡張症、肺繊維症などの肺の病気の呼吸機能評価に用いられます。
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