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手足の麻痺

手足の麻痺が急に出現した場合は一刻を争う病気の可能性が高いです。

特に“右の手と足”や、“左の顔と手と足”など左右どちらかの部分が急に動かなくなった場合はかなりの確率で脳梗塞か脳出血による症状です。いずれも緊急での処置が必要ですので、すぐに救急車を呼んでください。数日や数週間かけて徐々に症状が進んできた場合もやはり頭の疾患が強く疑われますので、なるべく早くMRIやCTの設備が整った脳神経外科外来受診を強くお勧めします。

それ以外に、右手だけ、左足だけ、顔の一部分だけが急に動かなくなったという場合、頭以外にも脊髄や更に末梢の神経障害の可能性まで考える必要が出てきます。この場合もやはりMRIやCT検査が必要となる可能性が高いですので、脳神経外科や整形外科など早めの医療機関受診をお勧めします。

両手や両足など左右どちらも麻痺が出てきた場合は頭の疾患である可能性はかなり低くなります(頭の真ん中に血の塊ができた場合などは、稀に両足だけ症状が出る場合もあります)。左右どちらも症状を出した場合は脊髄に問題が生じていたり、内科的な問題があったりいろいろな可能性を考えていく必要があります。この場合もやはり、なるべく早期に医療機関受診をお願いします。

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