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良性発作性頭位めまい

良性発作性頭位めまい症(BPPV)は、最も一般的なめまいの原因の一つであり、めまい、ふらつき、回転感を特徴とする疾患です。良性発作性頭位めまい症(BPPV)は三半規管に入り込んだ耳石が原因で引き起こされます。

内耳には耳石器(じせきき)といってバランスに関わる耳石(平衡に関わる石)が入った場所があります。耳石はおよそ1万粒あり、適宜入れ替わっています。加齢に伴い徐々に脆くなっていきます。脆くなった耳石が耳石器から剥がれて三半規管の中に入り込みます。その耳石が100粒以上の塊になると耳石塊(ジセキカイ)という異物になります。この「耳石の塊」がめまいの犯人です。

「耳石の塊」が頭の位置や姿勢の変化によってリンパ液で満たされた三半規管の中を移動することで、脳に刺激が伝わり目がぐるぐると回る回転性めまいの症状が出ます。

通常、症状は数秒から数分間持続します。

 

◆良性発作性頭位めまい症(BPPV)の原因

良性発作性頭位めまい症(BPPV)の正確な原因は不明ですが、以下のような要因が考えられています。

加齢: 年齢を重ねるにつれて、内耳の構造が変化しやすくなり、BPPVのリスクが高まります。

頭部外傷: 頭部外傷によって内耳に損傷が生じ、BPPVを引き起こすことがあります。

内耳感染症: 内耳の感染症は、半規管に炎症を引き起こし、カルシウム結晶の形成を促す可能性があります。

他の疾患: メニエール病、脳卒中などの他の疾患が、BPPVのリスクを高める可能性があります。

 

◆良性発作性頭位めまい症(BPPV)の症状

良性発作性頭位めまい症(BPPV)の主な症状は、以下の通りです。

回転感覚: 頭部を特定の方向に動かしたときに、回転したり、ぐるぐる回っているように感じます。

ふらつき: 立ったり、歩いたりするときに、バランスを崩しやすくなります。

吐き気: 回転感覚やふらつきによって、吐き気を催すことがあります。

めまい: 意識を失うような感覚ではなく、視界がぼやけたり、物が揺れて見えるなど、視覚的なめまいが起こることがあります。

 

◆堺市にあるばば脳神経外科での良性発作性頭位めまい症(BPPV)の診断

良性発作性頭位めまい症(BPPV)の診断は、医師による診察と身体検査によって行われます。特に、頭部の特定の方向に動かしたときに、回転感覚やふらつきなどの症状が再現されるかどうかを確認します。また、必要に応じて、聴力検査や眼球運動検査などの検査を行うこともあります。

 

◆堺市にあるばば脳神経外科でのMRI検査

めまいは多くが耳の三半規管が原因となっており、重篤なケースは少ないですが、実際にめまいが起こると、その原因が耳からくるものなのか、それとも脳の疾患(脳出血、脳梗塞、聴神経腫瘍、脳血管障害など)が原因によるものなのかご自身で判断されることはほとんど不可能と言えます。めまいの中でも特に危険な脳の疾患によるものを除外するためにMRI検査はとても重要です。めまいが最初に起こったとき、「何科を受診すればよいのか?」と迷われる患者さまも多くいらっしゃいますが、まずはMRIのある脳神経外科をおすすめしております。大阪府堺市にある当院ではめまいで来院された患者さまにはMRI検査を行い、重篤な疾患を除外してから三半規管によるめまいの診断へと移っており、三半規管によるめまいだろうと当院を受診された患者さまの中には小脳腫瘍が見つかった場合もあります。

めまいでお悩みの方はお気軽に堺市のばば脳神経外科までご相談ください。堺市近郊の方から大阪府内、和歌山県内と多くの患者さまにご来院いただいております。

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