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検診・ドックを積極的に行い未病の段階から介入

長年救急医療に携わっていると、もう少し早くに気付いていれば、もう少し早くから対策を取っていればここまで悪くならずに済んだのに、というケースが本当に多いことに気づきます。

例えば脳梗塞を一つ例に挙げます。脳梗塞の大部分は動脈硬化が原因で起こります。そして、この動脈硬化というのは生活習慣の乱れが原因となって起こることがほとんどです。

高血圧を長年放置している、喫煙習慣がある、運動不足による肥満、などです。もし毎年健診を受け、基準を超えていた場合にきちんと動機づけ支援、積極的支援を受けそれを実践していれば、脳梗塞という最悪の状態にまで発展することはまずありません。

自己責任、自業自得と言ってしまえばそれまでなのですが、少々おせっかいではあってもそういったやるべきことをきちんとやる方向に向かわす努力を、我々医療従事者はもっと積極的に行う必要があるのではと考えます。

がんに関しても同様のことが言えます。例えば、乳がんは20年ほど前までは日本人女性の12人に1人の割合でかかると言われていました。ですが、今は9人に1人の割合でかかると言われています。

この数字は今後更に高まる可能性があります。であれば、40代の以降の女性は少なくとも年に1回は乳がん検診を受けるべきですし、血の繋がった方で乳がんを発症された方がいる場合は、20代から定期的に検査を受けるべきだと考えます。

こういったことは、常日頃からわれわれ医療従事者は世間に対してもっと積極的にPRすべきと考えます。

当クリニックでは日々救急医療に携わっている医療従事者で構成されています。脳梗塞や心筋梗塞を発症して運ばれてくる患者さん、ある程度進行してしまった段階で症状が現れてやってくる進行がんの患者さん、こういった症例を日々経験しているからこそ、皆健診の必要性を十分理解しています。

当クリニックはその名称に敢えて“健診”の2文字を冠しました。救急医療をやっているからこそ、1人でもそのような不幸な転帰となる患者さんを減らしたいという想いが強いです。

少々おせっかいに感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、何卒ご理解頂ければ幸いです。

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